投資銀行の本格的M&Aモデル作成方法をエクセル付きで解説2

今回から、M&Aモデル22のステップの具体的な解説に入っていきます。ステップ1では、2社のオペレーティングモデルを構築する際、M&Aモデルの正確性と迅速性を高めるための留意点を解説します。

ステップ1:買い手と売り手のオペレーティングモデルを作成する

M&Aモデルにおけるオペレーティングモデルはタワーモデルで作成する

財務モデリングの組み方は、エクセルシートの使い方でマトリックスモデルとタワーモデルに分類されます。マトリックスモデルとは、ISやBS、CF等の入力項目毎にエクセルのシートを分けて作成するモデルで、このサイトのDCFモデルはマトリックスモデルで作成しています。

一方、タワーモデルは1社分の前提や財務3表など全ての計算を1つのシートで行うモデルで、このサイトのLBOモデルはタワーモデルで作成しています。

マトリックスモデルとタワーモデルのどちらでモデリングを行うかはケースバイケースですが、M&Aモデルではタワーモデルを使用することのメリットが大きいです。というのは、2社の合算財務諸表を作成する際、タワーモデルの方が計算をしやすいからです。この点は、ステップ12で実際に合算させる作業を行うと理解できると思います。

マトリックスモデルとタワーモデルの違いについては、以下により詳しい解説を載せています。

投資銀行の本格的LBOモデル作成方法をエクセル付きで解説4

2社のオペレーティングモデルは同一のフォーマットを使用する

これもステップ12以降の合算作業の正確性と迅速性に影響してくる部分ですが、2社のオペレーティングモデルは同じ行に同じ項目が来るようにフォーマットを合わせておくことが重要です。

もし1つの会社にしか出てこない財務項目がある場合は、もう1つの会社にもその財務項目を表示させたうえで、ゼロを表示させます。

こうすることで、2社の財務諸表を合算させる作業の効率性が格段に向上します。

それぞれの会社の業績予測を細かく行う場合は、別のシートで計算したうえで、その計算結果を2社とも同一のフォーマットに入力するようにすれば、各社それぞれのセグメント別売上等を考慮することができます。

オペレーティングモデルの詳細な作成方法は、以下のリンクからオペレーティングモデルの解説を参照してください。

投資銀行の本格的DCF~エクセル付きで企業価値評価を解説1

M&Aモデルのダウンロード

M&Aモデルの解説は、下のリンクからM&Aモデルをダウンロードして、エクセルでモデルを参照しながら読むと理解しやすいと思います。

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