このサイトは、日本語で本格的な財務モデリングスキルを学習できる場を提供したいとの思いから立ち上げており、日本語では数少ない(唯一?)の実務で使えるスキルを提供しています。
一方、英語では数多くの学習サイトがあり、内容的に優れたサイトも複数ありますので、おすすめの学習サイトを紹介していきます。
財務モデリング講座のおすすめの選び方【現在のスキルと達成したい目標で変わります】
この記事をご覧になっている方は、企業価値分析を単なる理論としてではなく、実践に使えるスキルに高めたいと考えていると思います。
その際、ご自身の現在の知識レベルと達成したい目標によって、おすすめの学習サイトが異なってきます。
実際に学習を開始する前に以下の2つの簡単な質問に答えてみてください。
- 海外企業の分析を行う可能性がある、または行いたいと考えている
- ビジネスレベルの英語力を有している(金融・会計用語を用いた議論に支障ないレベル)
1と2ともにYesの方
当サイトで学ぶのがベストです。
下記で具体的な金額を出して比較していますが、財務モデリングの基本形を全て学習するフルパッケージ同士の比較で、当サイトは他社の1/4程度の料金です。
英語で学習したいという方には、値段はあがりますが英語の有料サイトがおすすめです。
下記で紹介しているサイトはどれもビデオ講義つきで、とてもわかりやすいです。
財務モデリングは学習したいけど、お金がないという方にはあまりおすすめしません。
そういう方は、お金が貯まるまでの間、英語の無料サイトでモデリングスキルの概要を掴んでみるとよいかもしれません。
下で紹介しているサイトは無料とは思えないクオリティですが、初学者には難しすぎる面があります。
無料サイトを使うことでモデリングの基本的な考え方は学べると思いますが、モデリングスキルを自分のものにするには、最終的に有料サイトで基礎から固めていくことになると思います。
1はYes、2はNoの方
当サイトで学習した後、英語の有料サイトで学習することをおすすめします。
最終ゴールは英語で財務モデリングができるようになることです。
しかし、語学力が不十分なまま英語サイトから学習を始めると、英語の理解に力を奪われて肝心のモデリングスキルが身に付かなくなります。
なので、当サイトでスキルを身につけた上で、英語の勉強も兼ねて英語の有料サイトのビデオ講義で英語力の向上や更なる知識の向上を図ると良いと思います。
1と2ともにNoの方
英語サイトで学習する必要はありませんので、当サイトで学習するのがベストです。
ちなみに、当サイトが英語の有料サイトより大幅に廉価なのは、収益の最大化よりも手頃な価格での教育機会の提供を主眼に置いているためです。
マーケティングやウェブサイト構築等に関するコストを可能な限り削減することで、他社対比廉価な価格を実現しております。
企業価値分析の実践力を身につけるために有効な財務モデリング講座
それでは、企業価値分析(財務モデリング)の実践力をオンラインで身につけられる講座を紹介します。
金額の比較は、DCF、LBO、M&Aという3種類のモデリング基本形を学べるフルパッケージ同士で行っています。
ちなみに、当サイトも3種類すべてのモデリングを学習できます。
英語のおすすめ有料講座
おすすめ第1位 Corporate Finance Institute (CFI)
JPモルガンやブラックロックといった大手外資系投資銀行や運用会社等で財務モデリングの研修を行っている企業が提供するオンライン学習サイト。
CFI Self-Study Bundle & FMVA® Certificationという$300弱のパッケージで以下が学べます。
CFIで学べること
- DCF、LBO、M&Aという3種類のモデリング基本形全て
- 不動産やプロジェクトファイナンスのモデル
- エクセルやパワーポイントなどモデリングのプロになるために必要なノウハウ
- 基本的な金融・会計に関すること
上記全てがわかりやすいビデオ講座になっています。
また、ビデオ講義では英語字幕を入れることができるほか、受講後にメールでリクエストすれば主な講義のスクリプトをもらえるので、英語の勉強にもなります。
極め付けは、上記のパッケージを購入すると、財務モデルなどのテンプレート100種類以上がダウンロード可能となることです。
これを活用すれば、実務で必要な時に必要なテンプレートを使って迅速かつ正確にモデリングができるようになるので、学習後の実践力や応用力が格段に高まります。
おすすめ第2位 Wall Street Prep (WSP)
$500弱のPremium packageというフルパッケージを購入すると、CFIと同様にモデリングスキルを身につけるためのオンライン講座にアクセスできるようになります。
わかりやすいビデオ講義で学習できる点もCFIと同じです。
ちなみに、私個人はCFIとWSP両方とも利用したことがあります。
両方とも同じくらい素晴らしいのですが、以下を理由にCFIをおすすめ第1位としました。
CFIの方がおすすめな理由
- $500ドル弱のパッケージの中にエクセルやパワーポイントの講義もついてくるといったサービスの充実ぶり
- 豊富なテンプレートがダウンロード可能
なお、両サイトの値段はほぼ同じですが、期間限定の割引等があった場合には多少乖離が出ることがあります。
ただ、乖離の幅は数十ドル程度ですので、値段の差ではなくサービス面で気に入った方を使うことをおすすめします。
その他
Training The Street (TTS)やAMT Trainingといった外資系投資銀行向けに研修を行っているその他の企業もオンライン講座を提供しています。
DCF、LBO、M&Aモデルのフルパッケージで$600ドル以上と割高な一方、内容はCFIやWSPと変わらないため、おすすめ度合いは低いです。
なお、TTSはComplete Bundleというフルパッケージで$500ですが、このパッケージにはLBOモデルの解説は含まれていないので、別途$125でLBOモデリングを購入する必要があり、トータルで$625となります。
英語のおすすめ無料講座
おすすめ第1位 Macabacus
無料サイトの中の超有名サイト。
無料とは思えないほど詳しい解説が読めるほか、モデリングのエクセルをダウンロードすることも可能です。
ただし、モデルは上級者レベルで詳細に作り込まれているため、初級者にとっては難解な点が多数があると思います。
よほど語学力と金融・会計知識に自信のある方以外は、有料サイトで基礎を固めてから当サイトで応用力を高めた方がいいです。
おすすめ第2位 Edward Bodmer
こちらも無料とは思えない無料だけど優良サイト。
企業のモデリングだけでなくプロジェクトファイナンスのモデリングなど多数の解説あります。
難易度はMacabacusと同様に高いので、先に有料サイトで基礎を固めることをおすすめします。
日本語のおすすめ有料講座
おすすめ第1位 壁の道の向こう側
当サイトです(自画自賛ですみません)。
私自身、上記で紹介したような外資系投資銀行御用達の研修会社によるトレーニングやオンライン学習を過去に受けております。
そのようなトレーニングを受ける前、日本語で同様のサービスを探したものの見つけられなかった経験から、このサイトを立ち上げました。
英語の有料サイトと同様のフルパッケージで1万円台なので、リーズナブルな価格設定にしております。
日本語のおすすめ無料講座
私が探し出せていないサイトの中で無料の優良サイトがあるかもしれませんが、私の知る限り実践力を身につけられるレベルの無料サイトは見当たりません。
まとめ
少しだけ当サイトの宣伝的な感じになりましたが、ここで紹介したサイトを活用して、財務モデリングスキルを身につけてください。
おすすめ講座をまとめると以下の通りです。
言語 | 料金 | 講座名 | 学習できる内容 |
---|---|---|---|
英語 | $500弱 | Corporate Finance Institute (CFI) | ・DCF、LBO、M&Aという3種類のモデリング基本形全て ・不動産やプロジェクトファイナンスのモデル ・エクセルやパワーポイントなどモデリングのプロになるために必要なノウハウ ・基本的な金融・会計に関すること |
英語 | $500弱 | Wall Street Prep (WSP) | モデリングスキルを身につけるためのオンライン講座 |
英語 | 無料 | Macabacus | モデル(上級者レベル) |
英語 | 無料 | Edward Bodmer | ・企業のモデリング ・プロジェクトファイナンスのモデリングなど |
日本語 | \25,000 | 壁の道の向こう側 | ・オペレーティングモデル ・キャッシュスイープモデル ・DCFモデル ・LBOモデル ・short-form LBOモデル ・paper-form LBOモデル ・M&Aモデル |
※正確な料金は公式サイトをご確認ください。
なお、英語有料サイトを企業や学校などで導入される場合には、団体向けのお得な割引料金をご案内することができる場合がございます。
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