「英語の勉強をした方がよいのはわかっているのに勉強が続かない」「時間がなくて英語の勉強ができない」といった方に、英語の勉強が続くようになる方法を解説します。これは、英語だけでなく新しく取り組むこと全てに共通する、とても簡単で、とても重要な習慣になります。

結論:英語を学ぶ目標を明確にすることが何より大事

こんなことを書くと、「そんなこと当たり前でしょ」と思う方も多いと思いますが、目標を「明確」にすることができていないために挫折してしまう人は結構います。

人間は元来から怠け者な生き物なので、本当に必要に迫られなければ、勉強を継続することはとても困難です。

逆に、本当に必要に迫られると、嫌でも英語を勉強せざるを得なくなり、勉強が継続します。必ずしも、必要に迫られ、お尻に火が付いた状態で勉強する必要はありませんが、普段の忙しい生活の中で、他の何を差し置いても英語の勉強をするためには、必要に迫られる状況を作ったり、どうしても英語を学びたいと思う高いモチベーションを持ったりという環境が大切になります。

では、どうやって英語の勉強が継続できる環境やモチベーションを作れるの?という疑問に答えるために、目標設定の方法を紹介します。

良い目標設定に含まれる要素は what とwhen

良い目標には、以下の要素が含まれています。

  • 成果イメージが明確になっている(what)
  • 期限を定めている(when)

成果イメージというのは、自分が「なりたい自分」や「やりたい仕事」など何でもよいのですが、できるだけ具体的に「今の自分にないもの」で「どうしても手に入れたいもの」をイメージして書き出してください。

例えば、「今年中に外資系マーケティング会社に転職して収入をアップさせたい」という目標は、マーケティングという仕事をしたいという欲求と収入をアップさせたいという欲求の2つが前面に出ていて、非常によいと思います。さらに言えば、「年に1回は海外旅行に家族で行きたい」など、収入をアップさせた後のお金の使い道までイメージして書き出しておくと、よりモチベーションがアップすると思います。成果イメージは必ずしも1文でまとめる必要はありませんので、英語を勉強することで自分が成し遂げたいと思うことを全て書き出してください。ただし1点注意していただきたいのは、成果イメージには、お金をもっと稼ぎたい、モテたいなどどんなイメージを描いてもよいのですが、その達成のために英語が必要というものでないと、英語を勉強するモチベーションにはなりません。

逆に、「キャリアアップのために英語を勉強したい」という目標は、これだけでは少し弱い目標になります。なぜかというと、英語を使わないキャリアアップの手段はいくらでもあるので、英語を学ばなければならないという必要性が弱く、モチベーションが高まりにくいからです。なので、「海外で働いてみたいので、
キャリアアップのために英語を勉強したい」というようにより目標を具体化するとよいと思います。

仕事から帰ってきて疲れた日でも英語を勉強しようと思えるかどうかは、自分で設定した目標がどれだけ明確で、モチベーションを高めてくれるかに懸かっています。

ちなみに、whatとwhenの2つが明確になっていれば、後はどうやって(how)目標を達成するかというテクニックを定めるだけになります。このhowをいかに効率的に行うかを解説するのがこのサイトの狙いですので、具体的ノウハウをたくさん解説していきます。

補足:更にモチベーションを高める方法を紹介

今このサイトを読んでいる方の中には、過去に明確な目標設定をしたにも関わらず挫折してしまった経験を持っている方もいるかもしれません。そのような方には、英語の勉強を始める前に以下の本を読んでみることをお勧めします。

2冊とも目標設定の大事さを教えてくれるだけでなく、人生をよりよく生きることの大切さと方法を教えてくれる良書ですので、今回こそは絶対英語力を向上させるという決意を持った方は、最初にこれらの1冊でもよいので読んでみてください。読む前と読んだ後ではモチベーションの高さが格段に違っていると思います。

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